コレステロールと脂質異常症-血管力-まぐろぐ [血管力など]
コレステロールと脂質異常症-血管力
※増える脂質異常症
職場の健康診断や人間ドックなどで、
「コレステロールや中性脂肪の数値が高めです。
注意してください」などと言われると、ドキッとしますね。
自覚症状がないからといって、
そのまま放置していると、動脈が硬くなって、
血液の流れが悪くなる動脈硬化を引き起こしかねない。
その数は2200万人にも上るといわれている(厚生労働省調査)
この病気は年を重ねるごとに増え、
高血圧や糖尿病などと比べて軽視されがちです。
脂質異常症とはどんな病気か。
これを説明し予防の方法を提案します。
次いで、北の漁師の流儀と続けます。
☆ 脂質異常症
- HDLコレステロール(善玉コレステロール・以下HDL)が
低くても動脈硬化になりやすいため、
2007年から病名が「脂質異常症」と改められたのです。
- 私たちの体は、約60兆個の細胞からできていますが、
[コレステロール]-摂取する脂質の種類が重要
[http://www.nissui.co.jp/academy/eating/13/04.html]
それはその細胞を包む「細胞膜」の構成成分の一つ。
また、
心身の活力を高めてくれる「副腎皮質ホルモン」や
生殖機能をつかさどる
「性ホルモン」などの成分にもなっているほか、
腸での脂肪の消化吸収を助ける
「胆汁酸」を構成する素材としても欠かせない。
☆ 酸化LDLに注意-活性酸素による
- LDLは、
肝臓でつくられたコレステロールを
全身の組織へ運ぶ役割を担っている。
血液中に増えすぎると、
動脈硬化の原因となることから
「悪玉コレステロール」と呼ばれている。
でも、LDL値が高いというだけで
動脈硬化を発症するわけではない。
動脈硬化を起こす”犯人“は、
活性酸素によって酸化された悪玉コレステロールなんです。
つまり、
血管壁の内側に入り込んだLDLが、
活性酸素によって酸化され「酸化LDL」になると、
免疫細胞の一種であるマクロファージが、
これを「異物」とみなし、取り込もうとする。
お腹がいっぱいになるほど
酸化LDLを取り込んだマクロファージは死滅すると、
血管壁の内部に付着し、その結果、血管が狭く硬くなり、
血液が流れにくくなって、動脈硬化を引き起こすのです。
LDLの酸化には、糖尿病や高血圧、喫煙なども影響している。
- これに対し、HDLは、
全身の組織から余分なコレステロールを回収し、
肝臓に戻す働きをしているので、
「善玉コレステロール」と呼ばれている。
でも、
HDLが不足するとコレステロールを十分回収できなくなり、
動脈硬化の原因になりかねない。
☆ 貴重な"熱源"中性脂肪
- 中性脂肪というと、
とかく「肥満の元凶」とか「ダイエットの天敵」といった
「悪者」のイメージがつきまといますが、
エネルギー源としての役割のほかにも、
寒い冬に体を外気から守り、
体温を一定に保つ”断熱材“としての効果や
衝撃を受けた時の”クッション材“としての働きがある。
- 中性脂肪も増えすぎると、
内臓脂肪が増加して肥満を招き、
生活習慣病の原因にもなる。
また、中性脂肪が多いと、HDLが減ってLDLが増え、
動脈硬化を引き起こす原因にもなる。
☆ コレステロールはどのようにしてできるのか
- コレステロールが体内でつくられる経路は2つあります。
一つは食事で摂る脂質や糖質に由来する「外因性代謝経路」、
もう一つは肝臓でつくられる「内因性代謝経路」です。
でも、
体内のコレステロールの約3分の2は肝臓でつくられており、
食事からつくられるコレステロールは、
それほど多くはない。
それなら、
「コレステロールや脂肪を多く含むものを食べても大丈夫か」
と言えばそうはならない。
やはり、コレステロールや脂肪を過剰に摂れば、
動脈硬化を引き起こす原因になる。
☆ 怖い心臓病、脳卒中
- 脂質異常症や高血圧、糖尿病などを治療もせずに放っておくと、
動脈硬化を引き起こし、
その先に待っているのが心臓病や脳卒中ですね。
心臓病によって亡くなる人は年間約19万人、
脳卒中によって亡くなる人は約12万人といわれ、
がんに次いで死亡原因の2位、4位を占めています
(厚生労働省2011年人口動態統計)
☆ 塩分、砂糖は控えめに
- いずれも動脈硬化が最大の要因です。
動脈硬化の主な原因となる高血圧症や糖尿病、
脂質異常症、肥満などの生活習慣病を予防し、
取り除くことが一番です。
それには、栄養バランスのとれた食事を心がけるとともに、
[過食]-極端な食習慣
や塩分、砂糖、脂肪などの摂取をできるだけ控え、
[http://blogs.yahoo.co.jp/maglogbb/36879018.html]
適度な運動や禁煙など生活習慣の改善に取り組み、
肥満を避けることが重要です。
[寿命延長遺伝子・サーチュインに効果なしか、ネイチャー誌]
[http://www.afpbb.com/article/life-culture/health/2830584/7834515]
[NHKスペシャル・サーチュイン遺伝子は食事制限か
レスベラトロールで活性化する。11年6月12日]
[http://m4s.cocolog-nifty.com/blog/2011/06/11612-a5ae.html]
引用
山田養蜂場
山田英生社長対談-白澤卓二日本抗加齢医学学会理事
[コレステロールと脂質異常症]
[http://www.bee-lab.jp/interview/shirasawa/10.html]
☆ 北の漁師の流儀
- 生来三陸前沖浜須賀の漁家に育ち、
≪寄せ来る 群来る大魚蔵(くきるおおなぐら)
天の恵みか漁運か よくぞ三陸生まれける≫
ご先祖の恩と共に、
頑強な身体は血統なりや?
きっと天のさだめなりぬ、と。
[サーチュイン遺伝子の活性化-レスベラトロール]
-"ぶどうの皮・赤ワイン・ピーナッツの皮・イタドリ"
[http://blogs.yahoo.co.jp/maglogbb/36973131.html]
※ニッスイの提言
- 生活習慣が欧米化して、
日本人のコレステロール値も欧米並みに近づいているが、
今でも日本人は欧米に比べて心筋梗塞の発症率が少ない。
それは世界の中でも魚を多く食べること。
米などの穀類を多く食べるため、炭水化物の摂取が多く、
エネルギー摂取量に占める脂肪の割合が低いことです。
こうした『日本の食文化』は、失いたくないものです。
○魚食の文化だけだった
- ライスカレーは月に一回
肉屋に肉がなければちくわが肉の代用。
それでも腹一杯食えるのはこれだけのご馳走辛抱だ。
その他卵、牛乳、バター(マーガリンはなかった)と、
祖父さん、病人(やんめーと)が食うもので、
なによりのご馳走(ごっつぉー)が肉。
- 「こらぁーにぐやさ行ってこう」通帳もたされて、
待ってましたとばかりこの小童、
自転車に「三角乗り」Full Speed、
素早い動作、わき目もふらず道寄りしないで、
「経木」に包んでもらった肉を渡して復命一件落着。
≪待てよしばしのカレーの匂い
まだよまだよとなだめる腹の虫
待てば甘露の日和あり≫
[アマニパワー・αリノレン酸など三つの天然成分-ダメージコントロール]
[http://blogs.yahoo.co.jp/maglogbb/37033974.html]
まぐろぐ
H25 2013-01-14 1530